クラウドファンディング(開業3カ月後)

こんにちは、瓦.Tokyoの西田です。

瓦.Tokyoはクラウドファンディングを活用して、活動資金を集めた事があります。

きっかけ

きっかけは、お客さんとの会話でした。

お客さん「クラウドファンディングでお金を集めたら、支援してくれる瓦そばファンはいるんじゃない?」

私「興味はありますけど、私自身がお店の運営以外に時間を割く余裕がないのと、あんまりお金にガツガツしてる感じは出したくないので。。」

お客さん「じゃあ、俺が代わりに動いてあげるよ!お金の件も、リワードの設定次第だと思う」

という事で、実働部隊はそのお客さんにお願いして、2017年1月までの期間でクラウドファンディングを行いました。

私は学生時代、IT系のスタートアップベンチャーでアルバイトやインターンをしていたのがきっかけで、ITの仕事が出来る会社に就職している人間ですので、クラウドファンディング自体は、特に抵抗なく取り組めました。

メディア

一番のポイントは、どのクラウドファンディングサイトに掲載するか?だと思います。

私の場合、お金を集める事よりも、多くの人にお店の存在を知って貰いたいという気持ちで、話に乗ったので、大手のサイトが良いと考えていましたが、結果的には友人のツテで担当の方を紹介してもらう事が出来た、Makuakeに掲載する事にしました。

リワード

クラウドファンディングの成否は、プロダクト系であれば、それ自体の魅力によるものが大きいですが、飲食系だと差別化が難しく、リワードの内容に大きく左右されると考えています。

クラウドファンディングで支援してくれた人を会員として、会員限定サービスを展開するやり方が、一番メジャーなやり方だと思いますが、開業1年半経った今なら、少しイメージする事も出来るものの、当時は、お店に来てくれる人をまずは大切にしたいという想いや、クラウドファンディングのような飛び道具で積極的にディスカウントチケットをばら撒くのは、利益率の悪化に繋がるリスクがあると考え、結果的にはあまり魅力的なリワードを設定する事はしませんでした。

利益率に影響を与えずに、お店を応援してくれる人に対する御礼をと考えた時に、私が持っていた引き出しは、「情報」と「オリジナル食器」でした。

お金を募る前提として、あくまでお店のミッションに共感してくれた人だけが、支援してくれれば良いと考えていたので、「瓦そばの美味しさを東京、そして世界の人に知ってもらう」というミッションが、どの程度達成出来ているのか、具体的に「何人前、売り上げたか?」という定量的な情報を提供するという内容と、瓦型のオリジナル食器をリワードに設定しました。

結果

最終的に、大きな資金を募るという目的は達成されなかったと思います。

一方、やはり大手のサイトですから、PVは結構あったようで、それをきっかけにお店の存在を知ってもらう事はについては、ある程度の成果があったように思います。

今振り返って思う事としては、やはりクラウドファンディングは、戦略的に実行すべきだという事です。

大きな同情を買うような背景がない限り、赤の他人のビジネスを応援しようという人は珍しいと思います、そうするとお金を募るためにはWin-Winが大前提という「当たり前の事」を、改めて確認したプロジェクトでした笑

ただ、私の頭の中には、チャレンジしてみたい新しい(?)取り組みが沢山あります、今後資金的、時間的余裕が出来たら、もう一度しっかり練り上げたプロジェクトを、クラウドファンディングで動かしてみたいなと思っています。

次回は、初年度の決算数値について、少しだけシェアしたいと思います。

瓦.Tokyo 西田

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