小規模事業者持続化補助金(開業4ヶ月後、22ヶ月後)

こんにちは、瓦.Tokyoの西田です。

今回は、私が過去2回、採択を受けている「小規模事業者持続化補助金」について、ご紹介したいと思います。

小規模事業者持続化補助金とは?

小規模事業者が、商工会議所・商工会の助言等を受けて経営計画を作成し、その計画に沿って”地道な販路開拓等に取り組む費用”の2/3が補助される制度のことです。

ここで具体的に書くよりも、以下をご参照頂いた方が良いと思います。

日本商工会議所  平成29年度補正予算 小規模事業者持続化補助金 ホームページ

補助金がおりるまで

ざっくりと流れを記載すると、以下のような感じです。

①計画書を提出(商工会議所でチェックしてもらう)

②採択結果受領

③見積〜契約(支払)を実行

④計画書の内容を実行、完了(作業実施、納品)

⑤報告書を提出(エビデンス必須)

⑥補助金入金

この①〜⑤の時系列を守る事が前提です、③の日付が②の日付よりも後ろである必要がありますし、④が⑤の日付よりも前である必要があります。

※⑤は締切が設定されています。

また、忘れがちなのが、⑤に必要なエビデンスを残しておく事です。見積書や契約書は勿論、各種書類は全て保管がマストです。

どれだけ評価されているかは分かりませんが、私は⑤の報告書をしっかり書いたので、2回目の審査でプラスに働いたのではと考えています。

計画書の内容

ここでは具体的に、私がどんな計画を立て、採択されたか?について簡単にご紹介したいと思います。実際の計画書を見てみたい!という方は、遠慮なくご連絡下さい、隠すような事ではないので、全てお見せ出来ると思います。

前提として、全ての施策は継続的な売上向上に繋がる事が謳われていなければなりません。

1回目(平成28年度補正予算)

この事業は全て終了しており、補助金の振込も完了しています。

内容としては、大きく以下5つです。

①ガスコンロのリプレース

②冷蔵ショーケースの設置

③換気設備のインバータ導入

④上記②によるメニュー拡充のPR

⑤カウンター工事(テーブル化)

これを、それぞれ簡単にご説明しますと、

①は、既設2口のガスコンロでは、ランチの来客に対応出来ずにいましたので、新たに6口のガスコンロに入れ替え、調理スピードを3倍にする事で、ランチのお客様への料理提供時間を短縮し、顧客満足度と回転率の向上を同時に実現する施策。

②は、厨房内のコールドテーブルに日本酒などのドリンク類をストックしていると、食材の保管スペースが十分に無く、メニューのラインナップに限界があったのを、一部の日本酒を客席の設置した冷蔵ショーケースに移し、厨房内の冷蔵庫のスペースを確保する事で、メニューを拡充し、客単価を向上させる施策。

③は、換気扇の交換(開業2ヶ月後)でも触れていますが、換気扇のパワーが強すぎる問題があり、これを解決する事で、顧客満足度の低下を防止する施策。

④は、②で実現したメニューの拡充をネット広告などを使い、PRする施策。

⑤は、入口すぐに設置していた8名カウンターを、テーブル化する事で、客席稼働率の向上を図る施策です。

※このうち、③はスピード感的に、採択を待てなかったのと、コストを殆どかけずに友人にお願い出来たので、結果的には補助金の対象外となっています。

2回目(平成29年度補正予算)

これは、直近の2018年7月に採択され、これから事業を行う計画のものです。

内容としては大きく以下二つになります。

①インバウンド需要の取り込み

②瓦(及び瓦台)のリプレースによる作業効率化(客席回転率の向上)

①についての具体的な施策は、(a)外国語表記のメニューブックの製作、(b)外国人の集客(=売上向上)を目的としたWEB広告への投資の2つ。

一方、②については、現行の瓦ではなく、より取り扱い易い瓦や瓦台に置き換える事で、スタッフの作業効率、安全性を高め、ストレスなく客席回転率を向上させる=売上増加を図るものです。

これは、2018年8月現在、②については発注済、①についてはメディア側の提案を吟味している段階です。

ざっくり、過去2回分の内容についてご紹介しました、審査は計画書の書き方など、テクニック的な部分にも左右されると思いますが、施策としてはこのようなレベル感で、この補助金は採択されるという、ひとつの目安になれば幸いです。

次回は、テーブルのベタベタについて、自戒を込めてご紹介したいと思います。

瓦.Tokyo 西田

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