倉庫の契約(開業8ヶ月後)

こんにちは、瓦.Tokyoの西田です。

これまでも幾つかのエントリで触れていますが、

瓦.Tokyoはオープン当初、近隣のトランクルームを借り、

使用頻度の低い備品を置いたり、従業員の着替え場所として使用していました。

内見のポイント(開業8ヶ月前)

テーブルとテーブルレイアウトについて

ただ、トランクルームの弱点の一つに、電源が無い事があげられます。

(電源のあるトランクルームも、中にはあるのかもしれませんが)

なので、冷蔵・冷凍庫は置けませんでしたし、必ずしも使い勝手が良いものではありませんでした。

※今となっては笑い話ですが、当時自宅の冷凍庫はお店の食材で常にパンパンでした・・。

 

一方、当然使用頻度の高い備品や、厨房に置ききれない食材・お酒などは、入口付近のカウンター席に並べていました。ハンガーラックもここで、お客様のコートなども預かっていました。

このスペースは、片側3人掛けのカウンター席だったのですが、

片方は荷物置き、もう片方だけ客席として稼働している状態。

 

内装設計時は、8席分のカウンターとしていますが、

冬になるとコートの置く場所に困り、ハンガーラックを追加で購入。

更にはメニューの拡充に伴う、ストックスペースの枯渇により、

見栄えが悪い事には目を瞑り、片方は完全に物置として使用する形になっていた場所です。

 

客席側も3人横並で飲む方は余り多くなく、実質2人席となっていました。

(オープン前は4人横並びを想定していたのですから、素人ですよね。。)

ここを、荷物を全て別の場所に移動させ、6名掛けのテーブル席にする事が出来れば、1組4席分が純増、

この純増分で1日1組、1万円の売上が見込めれば、月の売上は20万円向上。

更には、これまで5名の予約が入ると、4名席×2席を接続して案内するしかなく、

3席分の非効率が発生していたところ、6名席への案内が可能になる事で、

他の席の稼働率の向上も見込める訳ですが、結局どうする事も出来ないまま、コートを着る季節も過ぎ、

何もかかっていないハンガーラックだけが残る中、春も終わろうとしていました。

 

そんな時、同じビルの同じ階(1階)にあるもう一部屋(15坪)が、空室になったという「テナント募集」の張り紙がビル入口に貼られます。

この頃のお店は、毎日ではないものの、それなりの確率で満席になるという状況。

予約をお断りする日も多く、機会損失が気になっていた事もあり、客席数を増やす事が出来る、「倉庫の契約」は固定費さえペイ出来る見込みさえあれば、そこまでリスクも高くない話でした。

とはいえ、ハンガーラックと少しの商品が置ければそれで良く、15坪も必要ありませんし、

家賃を満額負担すると、ペイするかしないか、ギリギリのラインでしたので、

インターネットの掲示板で、ルームシェア出来る方を募集しました。

 

・私は5坪で良いので、10坪を使ってくれる方

・家賃は、1:2ではなく、少し私が多めに払っても良い

という条件で出したのですが、すぐに何件かコンタクトがあり、1週間程度であっという間に相手が決まりました。

 

そして、無事荷物を退避させる事が出来た事で、カウンター席の撤去・テーブル席の増設の工事に着手しますが、それは次回のエントリで。

瓦.Tokyo 西田

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です