正社員の雇用(開業3ヶ月後)

こんにちは、瓦.Tokyoの西田です。

2016年10月のオープン時には、私一人とアルバイト4人の計5人で始めた瓦.Tokyoですが、開業2ヶ月を経過した時点で、早速シフトの調整に難航し始め、私にとって、何よりも一番大きなストレスになっていた為、シフトの調整から開放されるべく、ランチとディナーの両方を任せられる、フルタイム勤務の正社員を雇う事にしました。

背景は以下もご参照ください。

アルバイトの募集(開業2ヶ月前)

私が人生で初めて正社員として雇用した方は、40代後半の元寿司職人の方でした。自分のお店を持っていた経験もあり、フグの調理師免許を持っていた事も、採用の決め手でした。

20年以上、飲食業界一筋で働いてきた方で、所謂THE職人という感じの方です。

厨房での作法など、色々な事を教わりました。お店を運営する上での心構えなども、アドバイスを頂きました。

私としては、とても勉強をさせて頂きました。

が、一方でその方からすると、さして得られるものが無い環境で、張り合いがなかったかもしれません。私に対するリスペクトも、当然皆無です。

飲食未経験の方がお店をやるにあたり、こういう経歴の方は即戦力として雇用出来れば心強いですが、いかにリスペクトされるか、信頼関係を築けるかは、経験者と比べると難易度が高くなると思います。

コミュニケーションの取り方も、IT業界のSEさんのそれとは、違ったものがあったように思います、「もっとぶつかってこい」という非常に抽象的なリクエストを貰い、戸惑った事もありました。

そうして上手く関係を築けずにいると、お店の雰囲気や、お客様へのサービスレベルに悪影響を及ぼし始めました。

このブログは愚痴を吐く場所ではありませんので、細かくは書きませんが、結果的には3ヶ月(2017年1月〜3月)で退職という運びになった上に、「明日から行きません」というような辞め方だった為に、残されたアルバイトのメンバーには多大なる負荷をかけてしまいました。

私のマネジメントが至らなかった事を、このブログで晒すのも非常に恥ずかしい話ですが、私と同じような苦い経験をする人を一人でも減らす事もこのブログの目的ですし、雇われる側からしてみても、決してそういう辞め方はWinではないですから、自戒も込めて、ここに書き残しています。

ちなみに、退職後、すぐに求人を出して、すぐに働ける別の正社員の方を雇用し、一旦は持ちこたえています。

※その方も、2017年4月〜6月の3ヶ月で辞めてしまうのですが、それは後日また。

これまで約1年半お店を運営してきても、従業員との付き合い方については、模索中です。楽しく、ストレスなく、気持ちよく仕事をして欲しいと思って、自分なりに試行錯誤していますが、結局は高い報酬を支払う事が、経営者に出来る一番の恩返しですので、多く利益を上げ、多くを従業員に還元していく。これからも、これを大事にしていきたいと思います。

西田

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